大学の国際化にむけて:教授言語としての英語
ジュリー・ディアデン オックスフォード大学教育学部EMI研究員・教員トレーナー
世界中の大学や高校で国際化を目指す気運が高まっています。国際化を目指すと言った場合、教科の一部、または教科すべてを英語で教えることを意味することが多いでしょう。この「英語で英語以外の教科を教えること」をEnglish Medium Instruction、つまり教授言語としての英語(略してEMI)と言います。
国際化を目指し、英語で授業をすることが大切だという考えの背景には、次のような成果が期待されています:
・優秀な外国人留学生を惹きつけ
・自国の学生がビジネスや学会で国際的に活躍できるようにし
・大学としては英語での論文発表を促進し、大学ランキングの上位に進出する
また学生も保護者も、EMIは成功へのパスポートだと感じていることが多いようです。
では、教員の立場からすると、突然英語で授業をしなければならなくなったらどう感じるでしょうか? 今の教育現場では、この難題に取り組む教員への支援体制や職業訓練は十分とは言えません。今回のワークショップは、大学教員、大学職員、教育機関で英語以外の教科を英語で教えることにたずさわる方を対象にし、ジュリー・ディアデンがEMIについてご説明し、英語で授業をするという大きな課題に取り組む教員のためのEMIコース縮小版体験授業を行います。
EMI Oxfordは、英語以外の教科を英語で教える気運が世界で高まっていることに注目し、オックスフォード大学教育学部に2014年に設立された研究所です。EMIの研究・開発・導入に力を入れています。
2016年12月8日木曜日
18:00 – 19:30
開催場所:東京都千代田区三番町6-3 三番町UFビル1F
このワークショップは無料です。英語で行われ、通訳は入りませんのでご了承ください。
開催会場へのアクセス