出版セミナー
「アフリカの難民キャンプで暮らす ブジュブラムでのフィールドワーク401日」
小俣 直彦(おまた なおひこ)
オックスフォード大学国際開発学部 難民研究センター主任研究員
「難民」 ― 多くの日本人にとっては縁遠い存在だ。だが、現在世界には2500万人以上の難民がおり、その数は増え続けている。日本では日常的に議論されることは少ないが難民問題は現代社会が直面する最も深刻なグローバル・イシューの一つなのだ。
世界の難民の最大の受け皿となっている地域がアフリカ大陸。そこには100近い難民キャンプがあるといわれている。本書の舞台となるのは西アフリカのガーナにあるブジュブラム難民キャンプ。ここでは14年間に及ぶ凄惨な内戦により祖国リベリアを追われた数万人の難民が20年近い歳月を過ごしてきた。私は13ヶ月間に亘りこの難民キャンプに暮らし、難民達の日常生活を追った。
本来、緊急避難場所として設置された難民キャンプは時間の経過とともに次第に村や町の様相を呈してくる。この人工的に作られた空間では紛争から逃れ、異国の地で予期せぬ形で出会った人々が、新しいコミュニティーを形成し、相互に依存しながら辛抱強く生き抜いている。そこには個々の難民が築き上げてきた「生活」があり、彼らが作り出した「社会」が存在している。
日本を含めた国際社会のモラルが揺らぎ、難民が国家の安全や経済を脅かす存在として一方的にスケープゴートにされるなか、本書では難民キャンプに暮らす人々のありのままの日常をキャンプでの実体験と難民の生の声を通じて浮き彫りにしていく。
「アフリカの難民キャンプで暮らす ブジュブラムでのフィールドワーク401日」は世界難民の日でもある2019年6月20日に刊行されます。この本はセミナー当日に販売もしております。セミナー当日は現金のみのお取り扱いですが、定価1728円のところを税抜き1600円で販売いたします。また本書はオンラインショップでもご購入いただけます。オンラインショップでの代金は定価の1728円(2019年5月現在)です。
2019年6月20日木曜日
19:00 – 20:00 セミナー
このセミナーは無料です。日本語で行われます。
開催場所:東京都千代田区三番町6-3 三番町UFビル1F
レクチャー会場へのアクセス
20:00-21:30 懇親会
参加費用1人3500円。当日お釣りのないようご持参ください。
開催場所: 東京都千代田区三番町6-4 ラ・メール三番町
トニーローマ三番町店
懇親会会場へのアクセス
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