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レクチャー:道徳における運(モラル・ラック)

Posted: 2016/03/17 | Author: UOJO

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道徳における運(モラル・ラック)
ロジャー・クリスプ、オックスフォード大学道徳哲学教授、上廣フェロー、セント・アンズ・カレッジ 哲学のチューター

2人の不注意な運転手がいたとします。2人とも運転しながらラジオの操作をしていたとしましょう。単なる偶然で、1人は歩行者をはねて殺してしまい、もう1人には何事も起らなかったとします。我々は人をはねて殺してしまった運転手を、何も起こらなかった運転手より遥かに厳しく責めるでしょう。しかしその運転手は、本当にもう一人よりも悪い行為をしたのでしょうか?もしそうだとしたら、この事例から倫理について何が分かるでしょうか。我々は今までの姿勢を変えたほうがよいのでしょうか?クリスプ教授は今回のレクチャーで、このような道徳における運(モラル・ラック)の問題について議論し、我々の感情が昔ながらの汚染*についての見解に遡るものであり、いまはもうこの感情を拒み、人の意思のみに基づく新しい道徳を導入すべきではないか、ということについても論じます。

*日本語訳注:この場合の汚染とは、一般に使われる環境汚染など狭義の意味ではなく、昔からのタブーに基づく固定した見解(例えば死、血、感染症などをタブー視すること)のもとになるもの。

2016年5月12 木曜日

19:00-20:00 レクチャー  レクチャーは無料です。英語で行われ、通訳は入りませんのでご了承ください。 開催場所:ワテラス コモンホール(今までのレクチャー開催場所と会場が異なりますので、ご注意ください) ワテラス3F 東京都千代田区神田淡路町2-101

20:00–21:30  懇親会 費用 3,000 円 当日お釣りのないようご持参ください。
開催場所:Terrace 8890, ワテラス3F 東京都千代田区神田淡路町2-101
レクチャーと懇親会会場へのアクセス

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