リチャード・オベンデン オックスフォード大学ボドリアン図書館長 オックスフォード大学で皆に愛されているボドリアン図書館は、ヨーロッパでも最古の図書館のひとつで、英国内では大英図書館に次ぐ大きさを誇っています。大学図書館としてその教育、学習、研究を支援するのみならず、そのコレクションを広く学問の世界、社会のために提供する重要な役割も担っています。 オックスフォード大学が最初に研究図書館を開設したのは14世紀のこと、当時の習慣に従って、蔵書は鎖でつながれていました。その後一時的な沈滞期をへて、トマス・ボドリー卿の尽力により大きく変貌します。すなわち大学の規模と名声にふさわしいものとして再建されて、1602年にはこの偉業を記念し「ボドリアン図書館」としてオープンされ、今日では世界で最も優れた研究図書館として重んじられるまでに至っています。 今回のレクチャーでは、まずボドリアン図書館の歴史について簡単に触れたあと、現在図書館が行っている様々な取り組み(例えばあらゆる形態の資料文献・情報の収集と保存、デジタル化、研究、文化活動等)についてご紹介します。またグローバル・デジタル社会の中での研究図書館としての役割についてお話しします。 このレクチャーは、オックスフォード大学のユニークな特徴を紹介するレクチャーシリーズ「インサイド・オックスフォード」の第2弾となります。 リチャード・オベンデンは、英国議会上院図書館、スコットランド国立図書館、エジンバラ大学図書館で勤務したのち、2003年よりオックスフォード大学ボドリアン図書館に勤め、2014年2月に館長に就任しました
2014年11月21日金曜日
19:00-20:00 レクチャー レクチャーは無料です。英語で行われ、通訳は入りませんのでご了承ください。 開催場所:三番町UFビル1F 東京都千代田区三番町6-3
20:15-21:45 懇親会 参加費用1人3000円。当日お釣りのないようご持参ください。 開催場所:Tanakayaタナカヤ 東京都千代田区三番町6-4 ラ・メール三番町1F