Menu

Japan Office

オックスフォード大学日本事務所

ニュース

古代日本をオックスフォードの地元学校へ

Posted: 2014/06/27 | Author: UOJO

ニュース

オックスフォード大学は世界でも大変重要な日本研究の拠点となっています。オックスフォード大学がこの5年間で行っている大きなプロジェクトのひとつとして、奈良時代(8世紀)のことばと言語学についての研究があげられます。

6月13日、ビャーケ・フレレスビッグ教授が率いる日本語研究センターの学者達とクリエーション・シアターの団員達が、地元の学校オックスフォード・スパイアーズ・アカデミーを訪問し、11歳から14歳までの生徒達に日本の古語を紹介する特別ワークショップを行いました。ほとんどの生徒達にとって、日本の文学との初めての出会い。そしてもちろん古代日本文学との出会いも初めてのものでした。

まず、大学教授が古代日本と言語についてのプレゼンテーションを行いました。そのあと生徒達はクリエーション・シアターの団員達と一緒に日本でもよく知られた昔話のお芝居を制作しました。演目は、万葉集に現れる浦島太郎の話と、神道にまつわる「祟り神を遷し却る」という祝詞です。

お芝居の仕上がりは素晴らしく、時には笑いもあり、子供達は日本の歴史と言葉を創造的、革新的に学ぶことを大変楽しんでいました。オックスフォード大学の学者の一人は、「日本の古い文献がこれほどまで熱意をもって受入れられ、想像力豊かに扱われたことは、1300年間の歴史のなかでもなかったことでしょう!今日のお芝居をみて、ぞくぞくしました。」と言っていました。

今回のワークショップについての詳細はオックスフォード大学東洋学部のウェブサイトでご覧になれます。現在オックスフォード大学の研究班は日本古代の注釈つきデジタルコーパスの開発という大きなプロジェクトにむけて動き出しています。オックスフォード大学で行われている日本研究の様々な取組みのごく一部を今回はご紹介いたしました。

その他のニュース