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レクチャー:多国籍企業と国際課税問題

Posted: 2014/08/19 | Author: UOJO

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ジュディス・フリードマン教授  オックスフォード大学法学部ピンセント・メイソンズ教授―税法専門

*今回のイベントでは“Oxford Women in Law (OWL) ”(法律の世界にいるオックスフォードの女性達)というイニシアチブの日本での発足が発表されます。このイベントは日本の政府が行っている「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム-シャイン・ウィークス」公式サイドイベントに登録されています。

世間には、しばしば政治家やメディアやNGO 団体によって広められている「多国籍企業が税を“公正”に支払ってない」という認識があります。G20は「税源浸食と利益移転(Base Erosion and Profit Shifting:BEPS)」問題を最優先課題とし、21世紀という時代に見合った国際課税ルールのための行動を起こすよう、OECDに要請しました。同時に世界各国政府は、自国経済の国際競争力をより高め魅力的なものにし、海外から新たな投資を呼び込もうと必死です。そこには明らかに政策の緊張関係があります。このグローバル化とデジタル商取引の時代に、企業はいくらどのような種類の税を支払うべきか、そしてそれをどこに支払うべきかを、いったいどのように決めればよいのでしょうか?

OECDは2014年9月に進捗状況報告書を発表すると約束しましたが、すでに構造的欠陥のある制度の応急処置に終わるだろうという意見もあります。より抜本的な改革が必要なのでしょうか?

ジュディス・フリードマン教授はオックスフォード大学法学部で税法を専門とするピンセント・メイソンズ教授で、自身が設立に寄与したオックスフォード大学企業課税研究センターのディレクターも務めています。学者になる前はロンドンのフレッシュフィールズで税務専門の弁護士として勤務していました。『ブリティシュ・タックス・レビュー』のエディターを務め、企業課税についての著書を多数執筆し、最近では租税回避対応や税と企業の社会的責任について特に関心を寄せています。フリードマン教授は英国での包括的否認規定(general anti-avoidance rule)の導入を提案したアーロンソン意見書研究班の一員でもあり、2013年には税研究への多大な貢献により大英帝国勲章CBEを受勲しています。

2014年9月18日木曜日

19:00-20:00 レクチャー レクチャーは無料です。英語で行われ、通訳は入りませんのでご了承ください。 レクチャー開催場所:三番町UFビル1F 東京都千代田区三番町6-3 レクチャー会場へのアクセス

20:15-21:45 懇親会 参加費用1人3000円。当日お釣りのないようご持参ください。 懇親会開催場所:Tanakayaタナカヤ 東京都千代田区三番町6-4 ラ・メール三番町1F 懇親会会場へのアクセス

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